特別講座

日本美術の魅力 (#1422)

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講師坂本 裕子
講座内容明治時代に入るまで、日本には「美術」ということばも「絵画」「彫刻」「工芸」というジャンルも存在しませんでした。では、現在「芸術」と呼ばれるそれらの造形を彼らはどうとらえていたのか。⾧い歴史のなかで連綿と受け継がれてきた日本人の美意識を、絵画作品を中心にたどります。そこには豊かな四季とそれらを感じさせる自然、そのなかで営まれる生活を彩り、愛でられてきた日本美術の魅力が浮かび上がってくるはずです。
第 1 回:やまと絵の系譜 ―憧れから生まれたまなざし  絵巻に代表される「やまと絵」は、日本独自の表現として、きらびやかな平安王朝美の象徴とされます。しかしこのやまと絵、それぞれの時代を反映して多様に、多彩に変化していきます。貴族社会から武家社会へ、そして封建制度の確立する江戸時代まで、やまと絵に重ねられる日本の美意識を探ります。
第 2 回:狩野派と琳派 ―“飾り”としての豪華美  戦国時代、台頭する武将たちは権力を誇示するために大きな城を造り、その空間を豪華な画で飾りました。そこで活躍したのが狩野派。いっぽう町人にも美を愛でる環境が拓かれていきます。彼らに支持され、デザインにも展開したのが琳派。その後、江戸期を通じて継がれていくふたつの流れをたどります。
講師
プロフィール
アートエバンジェリスト協会認定 アートエバンジェリスト 広告代理店・IT 企業勤務の傍ら、大学で美術史を学び、世界各地の美術館、国内展覧会を訪問。 ファイン・アートから、版画、彫刻、建築、写真、映画、アニメやコミックまで、幅広いジャンルと書籍への偏愛から、現在は「アートよろづや」として、書籍・展覧会図録の編集やアート講座開催などに携わる。 web 美術手帖、web 太陽などに展覧会レビューを執筆。「観ること」を基本に、アートの鑑賞や学ぶことの愉しみを伝えるべく活動中。
会場地域振興プラザ (大会議室)
回数全2回
日時第1回 9/17(日)10:00~11:30
第2回 10/15(日)14:30~16:00
受講料2,000円
定員30名 ※20名以下の場合開講中止となります。
対象どなたでも
募集期間8/15~9/8
  • 原則先着順ですが、8月15日時点で定員に達した場合は、抽選となります。
  • 特別講座の受講料につきましては、初回当日に現金一括でお支払いをお願い致します。
  • キャンセルの際はお早めに必ずご連絡下さい。
  • いなぎICカレッジの基本理念である“にないあい”には、皆さまのご協力が必要です。少数のボランティア理事と事務局で運営しております。会場設営などお手伝いをお願い致します。