2023年4月開講プロフェッサー講座 (32期)

NO.8 宇宙観の変遷 ― 宇宙はどのくらい大きいと思いますか ー

講師水本 好彦 (みずもと よしひこ) 国立天文台名誉教授 
講座内容 太古の昔から宇宙観はその時代の文化を反映しつつ、最先端の科学と観測をもとに構築されてきました。すばる望遠鏡をはじめとする地上の望遠鏡や天文観測衛星によって我々が見ることのできる宇宙は大きく広がり、全く新しい姿が明らかになってきました。本講座では太古の宇宙観から始めて、現在想像されている宇宙の姿について解説します。

会場地域振興プラザ(大会議室)
曜日/時間第4土曜日(9/30のみ第5土) / 13:30~15:00
回数3回
受講料3,000円
単位0.5単位
定員25名
対象どなたでも
講師
プロフィール
国立天文台名誉教授。1979年東京工業大学大学院博士課程修了(理学博士)。その後、ユタ大学(米国)で超高エネルギー宇宙線の研究に従事する。1985年に富士通株式会社に入社し、宇宙電波望遠鏡のためのデータ処理システムの開発を行う。1989年に神戸大学理学部助教授になり、高エネルギー宇宙線、特に、天体からの高エネルギーガンマ線の観測的研究を再開する。1995年に国立天文台に移る。国立天文台ではハワイのすばる望遠鏡の建設や世界中の天文台が保存している天文観測データを連携するバーチャル天文台の開発に携わる。高エネルギー宇宙線や可視光から電波までいろいろな種類の観測データから宇宙の姿に迫る研究を行ってきた。