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講座2  「労働経済学」を学ぼう 
          〜生きがいと働きがいを求めて〜
 
講師名 菊野 一雄  立教大学 元教授


講座内容

あくせく(インダストリー)、忙しく(ビジネス)働く工業化社会で失われた生きがいと働きがいを取り戻すための方策を考えてみましょう。


産業革命以降、工業化社会が進展し、我々は、物理的には豊かになったにも拘わらず、心の方は「心もとなく」なり、また分業と機械化の進展によって労働の意味と全体像(働きがいと生きがい)の喪失が顕著になっていった。ここに働きがいと生きがい(労働の人間化)を復権すべく1970年代以来、労働の人間化(QWL)運動が、また世紀の変わり目からディーセントワーク運動が胎動した。本講座では「働きがいと生きがい」(労働の人間化)をめぐる歴史的な推移と現状を概観することによって、労働の現場において格差と差別のない共生的な働き方の方向性を模索してみたい。
日時  4/11〜9/12 土曜日 13:30〜15:00
 会場/定員  iプラザ  /   40名
受講料
 4,000円/全6回

カリキュラム

講師紹介

菊野 一雄 (きくの かずお)  立教大学 元教授

1942年台湾生まれ東京育ち。
慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了、経済学博士。
立教大学経済学部教授を経て、現在立教セカンドステージ大学講師。
主な著書 『現代社会と労働』(慶應義塾大学出版会)